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ふたごさんは熱くない!

ガジェット系・メンタル薬系等々

違法行為化まであと2週間。今デパスを個人輸入している方々は諦めて医療機関へGo!

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デパス・アモバンの輸入はもうすぐ違法行為となる

個人で輸入して抗不安薬・睡眠薬として愛用している方も多いデパス・アモバンが2016年10月より向精神薬指定となります。

デパス・アモバンは2016年10月14日から個人輸入が出来なくなります(違法行為になります)

 特にデパスは人気が高くエチカームとかエチゾカームとかエチゾラプラス(レクサプロとの合剤)いう名前で個人輸入で使用されていた方も多いでしょう。

代替薬(レスタス・ソナタ等)を輸入する事を検討されている方も多いでしょう。
ですが、元デパス依存の患者の立場から言わせてもらえれば、

今現在、個人輸入でデパスを服用している方、特に1日に何錠も服用されていた方は直ちに医療機関に相談する事をオススメします。

 理由は後述しますが今まで向精神薬の扱いをされていなかったデパス(エチゾラム)の実態はむしろ強めの向精神薬(抗不安薬)です。


デパスって向精神薬だったの?

デパスが属するベンゾジアゼピン系(構造的な分類ではチエノジアゼピンで厳密には違うのだけれど)という薬物で、有名ドコロではハルシオン等の睡眠薬やワイパックス・ソラナックス等の抗不安薬と同系統の薬物です。

医療保険上の適応は下記の通り多彩です。

  • 神経症における不安・緊張・抑うつ・神経衰弱症状・睡眠障害
  • 心身症(高血圧症、胃・十二指腸潰瘍)における身体症候ならびに不安・緊張・抑うつ・睡眠障害
  • 統合失調症における睡眠障害
  • 次の疾患における不安・緊張・抑うつおよび筋緊張・頸椎症、腰痛症、筋収縮性頭痛

 http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se11/se1179025.html より

 

実際服用した感じは、お酒を呑んだ時に近く、服用すると軽く酔っ払う様な感覚があります。1mg服用で養命酒を1キャップ分飲んだ時の感じに近いかなというのが私の個人的な印象です。

薬の作用の仕方には当然個人差がありますが、既に向精神薬指定を受けているリーゼ(クロチアゼパム)やホリゾン(ジアゼパム)辺りよりは作用が強いと言われています。

デパスは鎮静・催眠作用や筋弛緩作用など薬としてのポテンシャルが高く、使用感が良くて苦痛を速やかに取り去り良い気分にしてくれる薬です。

若干の抗うつ作用もあると言われているので抑うつ気分で医療機関を初診した時に処方された患者さんもいるかもしれません。

また肩こりや腰痛、筋収縮性頭痛等の筋肉の緊張・コリから来る痛みも優れた筋弛緩効果で速やかに症状を和らげます。精神的な緊張も同時に解くので「仕事で緊張して肩こり・腰痛になった」なんて人には心身両面からのアプローチで効果的に症状を取り除いてくれます。

処方する側も、他の向精神薬扱いの類薬(ワイパックス・ソラナックス等)と比較すると処方日数に制限が無く(向精神薬は30日分までです)、3ヶ月に1回位しか来院しない高血圧等の生活習慣病の患者さんにも、同じ日数で処方出来るという事で便利に使ってしまってたという部分はあります。

 このように処方する側(医療者側)にもされる側(患者側)にも便利な薬なので非常に人気のある薬です。患者が名前を指名して処方を希望される薬ランキングがあったらバイアグラ・プロペシア等の自由診療で使用する薬剤と首位争いに食い込める位の人気はあります。

しかも医者に行かなくても2016年10月13日までは通販で購入出来たんです。

ただうまい話には裏があるのは世の中の常でして、デパスも

  • 飲み続けるうちに効かなくなってくる(お酒と同様に同じ量服用しても効果が減弱する)
  • 効果の切れ際に不快感(イライラ・ソワソワ感がでる)があり次々服用したくなる
  • そして、次々飲み続けるうちに耐性も強くなる。
  • 急にやめると退薬症状が出る(デパスは効果も強めですが退薬症状も強めです)

と言った特徴があり症状が収まっても薬をやめられない依存のサイクルを作りやすいです。

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自力での断薬・減薬や代替品を輸入するのは危険!

自分で輸入して1日何錠も服用していたヘビーユーザーの方は、自分で服用を止めるのは困難だと思われます。また、あと2週間で輸入は禁止となる事から個人輸入サイトでも在庫切れが多発していますし一度に輸入できる数には限りがあり放置すれば薬が切れて大変な事になってしまいます。

ベンゾジアゼピンは急な断薬で、てんかん発作等の危ない症状が発生します。
例えば車の運転中などに発作が起きると命に関わる事故になります。

メンタル系の病院を受信する事に対し社会の偏見は少なくありません。
医療保険や住宅ローンの利用を考えている方には新たに契約する事が難しくなるという経済的な問題も出てきます。

しかし、これらの問題も命には替えられません。デパス依存という暴走する飛行機に乗って飛び立ってしまっている以上、少なくともプロのパイロット(熟練した精神神経科の医師)の手を使わなければ安全な着陸は困難です。

デパスの減薬・断薬の手法は確立されている

医療の現場ではベンゾジアゼピンの薬剤を安全に減薬・断薬する手法が確立しており、きちんとした医師の手を持ってすれば減薬・断薬は可能です。それでも数ヶ月から数年の時間は必要になります。
興味の有る方は「アシュトンマニュアル」で検索してみてください。
一応下にリンク貼っときます。(PDFへの直リンクです)

『アシュトンマニュアル』日本語版(PDF) 20002年8月改訂版

 

メジャートランキライザーや酒・ブロン等の代替品に走ると本気で死ぬ

他の未だ輸入できる他の薬を使用したりお酒とかブロンとかに逃げようとする動きも有るようです。個人輸入での代替候補として言及されているのは下記の様な薬物が挙げられます。

・レスタス(超長時間作用型ベンゾジアゼピン)

・セロクエルやリスパダール等の非定型抗精神病薬

・コントミンやヒルナミン等の定型抗精神病薬

・インデラル(βブロッカー)

・デジレルやトリプタノール等の抗うつ剤

・エチホキシン(非ベンゾジアゼピン系抗不安薬:本邦未承認)

 これらの薬物では恐らくデパス程の即効性は得られませんし、命に関わる様な副作用がある薬物も多数混じっていますのでお勧めはしません。

インデラルとか海外ではドラックストアに売ってるみたいですが、本来は高血圧・狭心症の人に使用する薬剤で、気管支喘息の方等は発作を誘発するので禁忌ですし、完全房室ブロック等の命に関わる副作用も起こりえます。

お酒については「アルコール依存になるならデパス依存の方がまし」という医師もいる位ですし、肝臓や胃などの臓器にかける負担もデパスより大きいです。アルコール依存から本格的にうつ病発症という流れも多いようです。

ブロンやパブロンODとかは問題外です。
ジヒドロコデインとか比喩じゃなくてホントに麻薬ですからね。濫用したら本気で脳が壊れます。その他クロルフェニラミンマレイン酸塩とか無水カフェインとかも過剰摂取する事になるので、身体的にもメチャクチャな負担になります。
そもそもODとか止めましょうよ、最悪死んじゃいますから。

 

まずは医療機関へ

市中のメンタルクリニック・精神科病院は唯でさえ中々予約が取りにくい状況ですが、このデパス騒動で予約のとりにくさに拍車が掛かっているようです。

輸入が出来なくなるのは確定事項ですし、個人輸入サイトも品切れ状態が続くでしょう。デパスを辞めるのか細々と処方してもらうかは医師の判断となりますが、このまま待っていても、いずれ薬が無くなりどうにもならなくなるのでまずは動きましょう。

掛かり付けの内科医等がある場合にはそちらに相談してみるのも手です。
必ず処方してくれるとは限りませんが、代替でアルコール等に走られるよりはデパス服用してたほうがまだ安全とは言われていますので何かしらの解決策を考えてくれるでしょう。

私自身も過去にデパス依存状態ではありましたが、デパスを飲む事がプラスではなくてデパスを飲んでやっとゼロである状態に焦りを感じ、時間を掛けて断薬しました。

自身の命に関わる事にもなりますので、安易な手法に逃げずに医療機関に相談していただくのが最善策であると思います。精神科に限らず信頼できる内科医等の掛かり付けの医師がいる場合は相談してみて下さい。

その方が、代替で新たな薬物に手を出すよりはずっと自分自身の為になる筈です。

※2016/10/13 法適用の日程を微妙に勘違いしてたので訂正しました。

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